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幼保無償化の対象外となる費用の保護者の負担額は? #子育て支援

○令和元年度香南市一般会計決算認定について ◯林道夫委員  令和元年10月1日から国の幼児教育・保育の無償化がスタートしたが、通園送迎費、食材料費、行事費等は無償化の対象外であり、保護者の実費負担となる。ただし、第3子以降の全ての子どもと、年収360万円未満世帯の子どもは副食費が免除されることとなっている。  それに対して、本市では無償化の対象とならない保育・幼稚の給食費について市独自で、全世帯の3~5歳児を月額4,500円を限度として無償化することとしたが、当時の説明では国の無償化対象外の子どもは、「70人中48人」と試算していた。実際の人数及び市の補助額はどれくらいだったか。  また、無償化の対象外の費用として行事費や文房具、日用品、保護者会、0~2歳児の食事等があると思うが、実際に保護者が負担している費用の項目と額はどれくらいか。 ◯こども課長  試算では48人だったが、公立以外の施設で57名分となり、「香南市満3歳以上子どもに係る副食費補助金」として106万2,800円の支出をしている。  また、無償化の対象外で実際保護者等が負担している費用は、各幼稚園や保育所、年齢などによって違いはあるが、お便りを入れる袋や鍵盤ハーモニカなどや連絡帳など、幼稚園では、約1万1,000円から3万6,000円の範囲、保育所では、1万円から1万5,000円ぐらいの負担となっている。 ◯林道夫委員  保育・幼稚の無償化にはなっているが、4月の入所前に、実際、これぐらいの負担が必要ですよということとかは事前に保護者にお知らせしているのか。 ◯こども課長  入所、入園前の説明会で、園のしおりに、保護者の負担していただく項目と金額について説明をして、同意書を取るようにしている。  

学校校務支援システム導入による教職員の負担軽減はどの程度か? #教育

○令和元年度香南市一般会計決算認定について ◯林道夫委員  教育費の「市町村立学校校務支援システム負担金」について、教職員の事務的業務をシステム化することにより、児童生徒と向き合う時間の創出や教育の質の向上を図るということだったが、このシステムを導入して教職員の事務量はどのように軽減されたのか。 ◯学校教育課長  システムが入った初年度なので、戸惑いがあったことは間違いないが、内容としては、1人の子どものことについて記録すると、それを職員皆がデータ上で共有・確認できたり、システム上でアンケートに答えていくと、集計され、その都度記録として残されていったり、出席や成績等いろいろ記録で残す必要のあるものがあるが、システムで県下統一という形になるので、移動があっても全く同じやり方になるので、完全になじむには1、2年はかかるかもしれないが、かなり軽減にはなっていると確認している。  また、職員会のやり方等でも、できる限り紙媒体ではなく電子上で確認するようにしたり、必要な段階で必要なときにおのおので確認ができたり等も含めて、業務の削減、負担軽減にはつながっていると考えている。 ◯林道夫委員  今後、学校等のICT化等の中で、教職員もタブレット等で効率化を図っていくかと思うが、それらにもこのシステムは移行していけるものなのか。それとも、独立したパソコン等の端末のシステム化。 ◯学校教育課長  これは校務支援システムなので、授業等で使っていくものとは、パソコン自体も独立しているし、あくまでも成績処理や出席等の校務の内容の部分として活用しているので、1人1台端末等の授業に絡むものとは独立している。  

病後児保育の利用者数と対象者の内訳は? #子育て支援

      ○令和元年度香南市一般会計決算認定について ◯林道夫委員  病後児保育は元年度から始まったが、最終的な利用人数は。また、対象は小学校6年生までとなっているが、利用者の年齢構成は。 ◯こども課長  令和元年度の利用車は5人で、幼稚園児が1人と保育所園児が4人になっている。 ◯林道夫委員  要綱では小学校6年生までになっているが、小学校等へのPR等はしているか。 ◯こども課長  にこなん開所前に各小学校に病後児保育、支援センター「にこなん」のパンフレットを配付し周知している。 ◯林道夫委員  実施要綱の第4条に利用できる状況が書かれているが、利用者の原因疾患の集計はされているか。 ◯こども課長  5人全員が病後児保育事業実施要綱第4条の第1号に規定する、「感冒、消化不良症等児童が日常に罹患する疾病にかかり、急性期を経過した以降の児童」となっている。 ◯林道夫委員  利用者数5人というのは少ない気がするが、問合せで断る状況などもあったか。  また、今年度は利用車拡大にどのような取組をしているか。 ◯こども課長  毎月、「にこなんだより」を発行し、ホームページの香南キッズにも載せて周知をしている。  今年度は8月現在で、8人が病後児を利用している。

医療機関送迎サービスの対象者拡大は浸透しているか? #介護保険

○令和元年度香南市一般会計決算認定について ◯林道夫委員  老人福祉費の医療機関送迎サービス事業は、元年度から対象者を要介護1まで拡大したが、利用状況を介護度別や、市内と市外の送迎等で分析をしているか。 ◯高齢者介護課長  令和元年度は新規の利用者が9人いたが、そのうち新たに加えた要介護1は3人だった。そのほかの介護度については、要介護2が2人、要介護3が2人、要介護4が1人、要介護5が1人だった。  令和元年度末現在で、全体で17人の利用者がおり、香南市内の病院の利用車が9人、南国市、香美市の病院が5人、高知市の病院が3人となっている。 ◯林道夫委員  3人というのはやや少ない気がするが、周知・広報等はケアマネ等を通じてやっているのか。 ◯高齢者介護課長  令和元年度から要介護1まで拡大したことは、令和元年の6月広報に掲載し、毎月開催するケアマネ連絡会でも周知しており、ケアマネのついている方には知っていただいていると考えている。  要介護1は介護度別に見ても、一番認定者数の多いところなので、令和元年の当初予算の見積りとしては多く見積っていたが、病院に入院したり、ご家族に身を寄せて対象外になる等、全体的に利用者数が伸びなかった。  介護認定を受けても、住宅改修だけしてサービスを受けてない方、あるいはケアマネがついてない方もいるかも知れず、今年度から、要介護認定の新規・更新の方に、被保険者証を送付する際に、医療送迎サービス事業や在宅介護手当、介護用品の支給、シルバーカー歩行器の給付をしている日常生活用具給付事業等の高齢者福祉サービスを紹介するチラシを一緒に入れて周知を図るようにしている。 ◯林道夫委員  実際の利用者の反応で、月1回という回数をもっと増やしてほしいなどの声はあるか。 ◯高齢者介護課長  この事業は往復での病院受診の補助ということだが、高知市内で5,000円では往復を全て賄うものではないので、帰りにどこかに寄って帰りたいという意見は少し出ている。  使い勝手については、先日の人生支援計画高齢期部会でも、少し委員からも、ケアマネからの紹介の仕方等も十分ではないのではないかという意見もあり、ケアマネ連絡会等でも聞いていきたい。  

風疹抗体検査の受診率と予防摂取率拡大の取り組みは? #健康対策

○令和元年度香南市一般会計決算認定について ◯林道夫委員  定期任意予防接種委託料で、31年度から、39歳から56歳までの風疹の抗体検査が始まったが、実際、検査を受けた人の割合と、その中で陰性の人の割合、陰性で予防接種を受けた人の割合はどうなっているか。 ◯健康対策課長  昨年度は風疹の予防接種について、39歳から46歳1,676人に案内をしたが検査を受けたのは21%だった。そのうち陰性の割合が45%で、その中で予防接種を接種したのが89%になっている。 ◯林道夫委員  検査を受けた中で45%が陰性、つまり抗体を持っておらず予防接種が必要ということだが、当然、去年、対象だった46歳までの人も今年度も希望すれば受けれるかと思う。本年度さらに積極的なアピールをして、受けていただく対策が必要と思うが、今年度の取り組みは。 ◯健康対策課長  昨年度、一括発行している人には、年度途中の10月にも再案内をしており、本年度も6月の時点で、昨年度の対象者にはさらに通知をしている。  今年度は、残りの40歳から57歳について案内をしているが、来年は、全ての対象年代の中でまだ接種を受けていない人に再度通知を行い、この3年間の間に4回の通知が行くような形で考えている。  ホームページや広報、若手の職員については、人間ドックの個別案内と同時に接種案内をしたり、ウェブの回覧で通知をする等、できるだけいろんな機会を使い、啓発に努めたい。 ◯林道夫委員  風疹は、本人は意識が低くても、感染することで周囲の方にいろんな影響が出る疾患なので、啓発も大変だと思うが、まず検査を受けていただける人の割合を増やしていただけるよう取り組みをお願いする。  

小規模多機能型居宅介護事業所の今後の整備方針は? #介護保険

○令和元年度香南市介護保険特別会計決算認定について ◯林道夫委員  昨年、7期の介護保健事業計画で小規模多機能の募集をして、途中で頓挫してしまったが、本年度新たに7期の分として募集している。現在の応募状況は。 ◯高齢者介護課長  小規模多機能型居宅介護事業所については、昨年度応募があったが、結果的に事業をすることができなかった。  7期分として持ち越しをして、今年度、募集をして、現在、2事業者の応募がある。  選考については、11月16日に、地域密着型サービス運営委員会の委員のうち5人を選考委員としたプレゼンテーションでの選考の会をするようにしている。  その後に、市長が選定し、議員には11月24日の全員協議会で結果を報告したい。 ◯林道夫委員  昨年応募したところが今回も応募してたとしても、利用者や市民目線で公平、客観的な審査を願いたい。  また、香南市は5期からずっと1か所の募集をしていて、今年度2つ応募が来てるということで、7期分として一気に整備になるのか、今後、香南市という規模の中で1か所でいくのか、8期にも1か所とか2か所とか考えていくのか、その方向性は。 ◯高齢者介護課長  小規模多機能型居宅介護事業所については、南国市でも現在2か所、香美市で2か所ある。  香南市は現在ゼロということで、7期の計画で1か所、これから計画策定委員会でも諮らなければならないが、ケアマネからの要望として、小規模多機能型居宅介護事業所の必要性を要望されている。  また本来、小規模多機能型居宅介護事業所は、地域の拠点となるということで、介護サービス事業所ということだけでなく、地域の高齢者等の集いの場にもなるということもあり、必要な施設ということで、中学校区に1つというのが一般的な目安になっている。  ただ、今現在の介護人材の不足の中で無理があるので、8期については、11月26日に予定している計画策定委員会で諮るようにしているが、高齢者介護課としては、8期で1か所、それと定期巡回・随時対応型を1か所公募するように考えたいという話を出す予定だ。