【一般質問】水道会計への1億3,600万円もの基準外繰り入れは適正化!
今回の一般質問では、市民の皆様の生活に直結する「水道事業の経営と一般会計からの多額の基準外繰り入れ、今後の料金改定の見通し」などについて質問を行いました。
1. 独立採算が原則の水道事業会計に多額の一般会計繰り入れをすることの是非は!?
市が昨年3月に策定した「水道事業経営戦略」では、老朽化した施設の更新などのため、本来であれば令和8年度からの水道料金改定(値上げ)が計画されていました。
しかし、今回示された予算案では、料金は据え置かれる一方で、一般会計(皆様の税金)から1億3,646万円もの巨額の資金が水道会計へ繰り入れ(補填)されることになっています。
【質問の要旨】
水道事業は本来、公営企業会計であり利用者の皆様からいただく料金で経営を賄う「独立採算制」が原則です。
物価高の中で料金が上がらないのは一見助かることのように思えますが、実はその分、福祉や教育に使えるはずの貴重な税金が水道の赤字補填に回っているという側面があります。
2. 市側の答弁要旨
- 改定の遅れ:丁寧な説明が必要なため、料金改定の目標を1年遅らせ「令和9年4月」を目指すこととした。
- 補填の理由:耐震化工事などの大きな支出がある一方で、預貯金残高が5,000万円程度まで減少しており、資金ショートを避けるための緊急的な措置である。
- 市長の判断:一般会計も赤字で厳しい状況だが、市民生活に不可欠なインフラを守るためにやむを得ない補助だと判断した。
3. 「隠れた負担」への懸念と私の主張
今回の1億3,600万円という額は、給水人口1人あたり約4,500円に相当します。
料金改定を先延ばしにし、その穴埋めを税金で行うことは、見方を変えれば「市民への説明をないがしろにしてこっそりと負担をさせている」のと同じではないでしょうか。
また、この補填によって他部署の予算が削られたり、行財政改革に取り組む職員の意欲を削いだりしないか、強く懸念をするものです。
4. 市側の答弁要旨
- 令和8年度中に水道審議会へ諮問
- 令和9年4月の料金改定を目指す
- 令和10年度からは、税金による赤字補填(基準外繰入)を解消するよおうにしたい
5. 終わりに:安心・安全な水を次世代へ
水道経営は全国的に厳しい状況にあります。しかし、だからこそPDCA(計画・実行・評価・改善)をしっかり回し、市民の皆様に納得いただける説明を行っていくことが、行政の責務だと思っています。
目先の負担増を避けるだけでなく、10年後、20年後も蛇口をひねることで安心・安全な水が出る香南市であることを願い、水道会計の健全化についても研究していきます。
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