本日は午後から令和6年度第1回香南市総合教育会議の傍聴に行ってました。 議題はジェンダーレス制服や公共施設等マネジメント、学校等の規模適正化等、食育についてなどです。 ジェンダーレス制服については、香我美中学校が先行して取り組んでおり、7年度からブレザー(ボタンを左右付け替え可能)、スラックス、スカートなどが性別に関わりなく追加購入可能となり、他の中学校については、生徒が主体となり検討中とのことでした。 より多様な選択肢が提供されることで個性や多様性を尊重できるようになることは望ましいですが、制服をそろえる経済的負担や生徒主体の場合の検討の進捗・スケジュール感に対する意見などが出されていました。 そもそも性的マイノリティーの子どもが家族にカミングアウトすることへのハードルも高い気もしますが、ジェンダーレスという視点だけでなく防犯・防災などの視点も考慮して学校やPTAも連携して関わっていくことの必要性を感じました。 公共施設マネジメントや学校登記簿適正化についてでは、これまでの経過と地域から出された意見の概要、今後のスケジュールなどが説明されました。 人口減少に伴う将来的な厳しい財政状況や教育の場としての学校のあるべき姿等の認識を深めていただき、通学の補償や施設がなくなる地域の町づくりなど住民の不安の軽減を図りつつ、災害発生後の復興まちづくりを意識したゾーニングを一定のスピード感を持って進めることが求められると感じました。 食育についてでは、今般、泉大津市(大阪府)と締結した連携協定による農業公社による特別栽培米(減農薬米)の栽培と今後の市内学校給食への提供について、給食の残食軽減に向けての取組についてなどの説明がありました。 特別栽培米の買い取り価格と給食費の関係や公社以外の農家とのバランスも気になるところです。残食軽減のためのメニューの工夫やSDGs視点の残食削減コンクール、残暑区立の見える化など児童生徒の意識を高める取り組みも進められているようですが、こどもの偏食や小食傾向があるようで、家庭とも連携し、より効果的な方法を模索していくことも求められているようでした。
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