ウルトラデビューは60kmの部から #四万十川ウルトラマラソン
今回は4月の霞ヶ浦以来練習も停滞していたのですが(^^;、5月末に思いがけず一徹さんから四万十川へのプロポーズをいただき、長男の誕生や、自分の体調を崩したのにも関わらず、目標があったおかげで、どうにか今日まで走りを継続することができました。
「一徹さん、ほんとうにどうもありがとうございます。 m(_._)m」
当日は、ちょうど日にちを合わせるように台風10号が来ていたので、開催がかなり危ぶまれていましたが、17日の夜のうちに四国地方を通過してくれたので、夜中の2時には星空が見えていました。
100キロの部の方はコース点検などの都合から30分遅れの6時スタートに変更になりましたが、僕らの60キロは当初の予定通り10時にスタートすることができました。
走りはじめはまだ薄雲が残っていてそれほど暑くもなかったのですが、お昼頃からは30度近くまであがったようで、木陰のないコースではかなり暑く感じられました。
でも時より感じられる四万十の水面を翔てくる風は気持ちよく、一瞬疲れを和らげてくれます(・・・っと言っても、そんな余裕は前半だけね。 (^^;)
しかし”清流四万十”が残念ながら当日は台風のおかげで”濁流四万十”でした。んなわけで本来はコース中で沈下橋を渡る予定でしたが、今回は本当に沈下しちゃってましたんで、もう少し下流の立派な橋にコース変更になっていました。
走りの方はと言うと、長男誕生後は睡眠不足で、それから今年の猛暑、おまけに8月のお盆過ぎに急性腎炎をおこし、3週間運動にドクターストップがかかってしまい、6月70キロ、7月40キロ、8月70キロ、9月180キロ、10月は90キロと、すっかり練習不足のかいあって(^^;、前半から調子が悪く、20キロを走りきったあたりで、もう体は重いし(^^;、足にマメができるし(^^;、今までフルを3回走った中で一度も途中で歩いたことがなかったのに、今回は30キロ過ぎで無念にも歩いてしまいました。 (;_;)
それが自分自身悔しくてくやしくて、もうこの時点で完走はあきらめてしまったのですが、とりあえずフルの距離だけは越えよう! と歩いたり走ったりを繰り返していました。
ちょうどそのころに網干さんに声をかけてもらえ、何か鳥肌が立つほどうれしくなりました。
今回伴走をしてくれたFRUNの一徹さんに引きずられながらどうにか42キロ地点を通過。時間は4時間56分。 (^^;
60キロの制限時間は9時間半だから、制限まであと4時間半・・・
4時間半で18キロならどうにか歩いてもたどりつけるかな! などと思い、歩ける限り少しでも前に進むという作戦(^^;に切り替えることにしました。 (^^;
エイドステーションはだいたい2.5キロごとに配置してあるので、そこからは500m歩いて2キロ走り、次の吸水まで! 次の吸水まで! という感じで残り距離を減らしていく。
沿道の応援と伴走の一徹さんに励まされながら、どうにか5時のサイレンを聞いたときには残り3キロあまり。
たそがれの中で最後の長い登り坂を登り切ると、応援の声が「お帰りなさい!」に変わる。それを聞いて、「絶対に完走はあきらめていたのに、ほんとうにかえってこれたんだなぁ~!」っと感激があふれてきて、自然に泣き出してしまい、5時22分にゴールのリボンを切ったときには、一徹さんに抱きついて本気で泣いてしまいました。 (;O;)
「ほんとうに一徹さん、ありがとうございました。m(_._)m」
タイムの方は7時間22分と複雑なタイムですが、練習不足の割によくがんばったと、少し自分をほめてあげたい気持ちです。 (^_^)々
今回はほんとウルトラの玄関をノックしただけのようなものでしたが、今後の走りに対する気持ちに大きな一歩を与えてくれたような気がします。
それから、一徹さんとその仲間たちをはじめFRUNの網干さんやくじらさん、その他にもいろんな人たちと出会い、話すことができて、それも何よりの収穫でした。
カヌー館のあたりで、僕と同じ夜須町のランナー(彼は100キロの部でしたが)に、「あなた夜須町の人ですよね! 私ときどき走ってるの見かけますよ! また練習でも大会でもお手伝いさせて下さいよ! (^^)」と言ってもらえたときには、ほんとうれしくて鳥肌が立っていました。
それらのみなさんとの出会いや大会を支えてくれていたスタッフやボランティアの方々、暖かい応援などのおかげで、ほんと四万十はすばらしい印象として僕の記憶に深く刻まれました。
やはり人は温かいです! (^_;)
ああそうそう、それから東和村の中学校の体育館でやった前夜祭のごちそう(特にサワガニでだしをとったうどん(^^))を食べているときも暖かかったな。(^_-
あのもてなしだけでも四万十ウルトラに参加する意義は大きいかも知れない!
んなわけで来年もこりずに申し込んでみようか!? などと喉元過ぎてすっかり熱さを忘れてしまっている、ニワトリ頭の源気くんでした。 (^_^)々
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