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6月, 2023の投稿を表示しています

推移データの分析結果の補償額算定への影響は

○議案第52号 令和5年度香南市水道事業会計補正予算(第1号)について .. ◯林道夫議員  収益的支出の営業費用、総務費の委託料で、西山地区の水位データの分析費用が540万円計上されているが、分析というのは具体的にどのような内容で行うのか。 ◯上下水道課長  水源地改良事業の際に夜須町坪井地区で生じた農業用井戸の水位低下現象の調査のための費用となっている。  令和4年度には、上水道水源地での取水と農業用井戸の水位低下との関連性と、その後の農業用井戸の水位の状況把握のため、月1回、1日の時間ごとの水位の変動についての調査業務を年間を通じて行っているが、令和5年度も同様の調査が必要と判断し、予算の補正を行っている。  令和4年度に年間を通しての調査を行っているので、本年度は、農業用井戸の水位の状況を把握するための追跡的な調査というものを主な目的と考えている。また、上水道水源地からの取水との因果関係については、学術的な面からの意見をいただけるよう取り組んでおり、その中で追加の調査業務等が必要になることも想定した上で、費用を計上している。 ◯林道夫議員  4年度に引き続きということだが、この間、地域の農業者とのいろんな意見交換があったかと思う。自分も毎回出させていただく中で、このような水位のデータ分析をしたときに、なかなか給水くみ上げとの因果関係というのを証明しにくいところもあろうかと思う。その辺りをどう考えているのか。  一方、去年の議会だより等にもあるが、一応、市は市のくみ上げとの関係性を認めており、分析結果により因果関係というのが、例えば交通事故の過失割合みたいなものが示されたりしたときに、農家への補償の割合等にも影響が出てくるのか。 ◯上下水道課長  農業用井戸の水位の変動状況調査については、令和4年度に年間を通して実施しているが、現時点での上水道水源地における取水の運用状態での調査となっており、改良工事当時の状況を再現した調査とはなっていない。  しかし、現状においても、著しい水位低下を招くような状況にはなっていないが、一定の変動は見られており、市として影響を否定できるものではないと考えている。  因果関係等に関しては、市の考えのみではやはり説得力に乏しいところもあり、これまでの調査結果や現地の地質状況などを基に、学術的な意見がもらえるよう相談を行っている...

物価や燃料費高騰の給食費への影響と給食の質の維持は

○令和5年度香南市一般会計補正予算(第2号)について ◯林道夫議員  このところ毎月のようにいろんな食材費や物価等が値上がりしており、給食等についても当然、いろんなものが上がっているかと思うが、子どもたちへの栄養やカロリーなどはやはり維持する必要がある。栄養士も苦労しているかと思うが、それらへの対応はどうなっているか。 ◯学校教育課長  現在、1食当たりの給食費として、幼稚園で250円、小学校で270円、中学校で300円となっており、単価は平成21年度から変わっていない。  令和2年度より、新型コロナウイルス感染症やロシアのウクライナ侵攻、また円安等の国際情勢の変化等による漁獲量の減少等により、多くの食材で値上げがされており、少しでも安価で安全な食材等を利用する等、メニューの面でも工夫しているが、それだけでは賄うことができない状況となっている。  現在は、保護者の負担を増やさないようにしているため、給食費で賄い切れない分は、一般財源からの継ぎ足しとなっている。 ◯林道夫議員  保護者負担を抑えて一般会計からの持ち出しということだが、実際はどれぐらいの額を繰り入れており、それらは予算書のどこに現れるのか。 ◯教育次長  賄い材料費の歳出は給食費の項目になるが、歳入は、保護者や教職員等の負担金に、幼稚園無償化に伴う一般会計繰入金、各種補助金事業等により調達している食材費等も含まれており、明確な数字がすぐには出てこない。

保育所・幼稚園の延長保育等の平準化を

【質問要旨】 (1) 市立保育所における延長保育の実施状況は。 (2) 市立幼稚園における預かり保育の実施状況は。 (3) 夜須認定こども園の預かり保育はどのようになるか。(4) 預かり保育等の平準化に対する保護者等からの要望と兵住家に向けての課題は。 【一般質問本文】 ◯林道夫議員  本市において保育所、また幼稚園等に入園、入所をする場合には、例年11月に行われる教育・保育施設等の入所申込みということをするようになっております。市内全体の施設の許容量から希望する子どもたちの数等を考えれば、おおむね充足しているという状況なんですけども、やはり、子どもの年齢であったり保護者の方の就労状況、そしてご家族等の支援の状況等によりまして、やはり延長保育の長い施設であったり、自宅の近く、職場の近く等の希望が出てきますので、どうしても希望の園に偏りが出て、定員を超えた施設については、香南市の選定基準等に基づいて入所の調整がなされ、第2、第3希望へとなることもあるわけであります。  また、年齢的に保育から幼稚に上がる段階で、延長保育等の条件や時間等が変化することによって、保護者の方も就労の調整等に戸惑いを覚えるというような声も聞くわけであります。  全ての子どもたちが第1希望に入れるのであれば、各施設の違いというのはもう、特色として一定、あってもいいのかなと思うんですけども、やはり第2希望、第3希望というようなところ、また年齢に応じて保育から幼稚というふうに変わっていく段階においては、やはり一定、制度の平準化ということも考える必要があるのかなと思い、質問をさせていただくものであります。  まず、市立の保育所の延長保育の現状を、利用の時間であったり利用の条件、また保護者の負担等の状況について、まずはご説明をお願いいたします。 ◯こども課長  保育所での延長保育の実施時間は、月曜日から金曜日までが、午前7時30分から午前8時までと、午後4時から午後6時45分までです。土曜日は午前7時30分から午前8時までですが、香我美おれんじ保育所につきましては、この時間に加えて、昼の12時30分から午後6時30分までが利用可能な時間となっております。  利用対象者につきましては、保育の利用を必要とする理由によりまして、利用時間や期間が異なる場合がありますが、月120時間以上の就労、妊娠、出産、疾...

投票率維持のためにも誰もが投票しやすい環境づくりを

【質問要旨】 (1) 2023年1月にNHKが全国の市区町村選挙管理委員会を対象にアンケートを行い、回答率は94.7%だったということだが、本市の回答状況は。 (2) ①選挙や候補者に関わる情報を得る段階、②自宅から投票所に行くまでの段階、③実際に投票所で投票する段階のそれぞれの段階でのバリア解消の取り組みは。 (3) 市内の指定施設(病院や介護施設等)での不在者投票 ①市内の指定施設の数と全施設数に対する割合 ②実際に国政・県政・市政選挙における指定施設での不在者投票数と投票状況 ③市選挙管理委員会から未指定施設への指定勧奨や指定施設への支援などはあるか。 (4) 郵便等による不在者投票 ①身体障害者手帳や戦傷病者手帳、介護保険の被保険者証を有する特定の障害状態の人に認められているが、市内の概ねの対象者数と、実際の郵便投票者数は。 ②事前の手続きが大変という声もあるがマイナンバーカード等の活用でオンライン申請など簡略化は図れないか。 ③国に対して対象者の拡大などを要望する考えは。 【一般質問本文】 ◯林道夫議員  投票行動におけるバリアフリーへの取組ということで、今回は質問をさせていただきます。  言うまでもありませんが、選挙における投票というのは、私たち一人一人の意思を表明する大切な機会であり、大切な権利であります。  しかしながら、一方では投票に行きたいと思っても、投票所までのアクセス、また投票行動自体に様々なバリアがあり、不安や困難さを感じたり、投票自体を諦めてしまう人々がいるというのも事実であります。  香南市も今後、高齢化というのはますます進んでいくわけですが、そうなると、支援や介護の必要な方々の比率というものも増えてしまいますので、やはり全体的な投票率というのを考えたときに、このような誰もが投票しやすい環境という視点を持って取り組んでいくことも大切ではないかと思い、質問をさせていただくものであります。  とはいえ、今までも香南市、様々なバリアフリーの取組をされているということは承知をしております。  まず、本年1月から2月にかけてNHKが全国の市町村の選挙管理委員会を対象にアンケートを行ったということであり、回答率は95%ということで、その回答状況について、まずはご説明をお願いいたします。 ◯選挙管理委員会書記長  NHKからは、NHKでは身体や精...