【議案審議】 職員の育児休業等に関する条例改正について
育児・看護休暇の対象が拡大されること自体はとても良いことですが、その一方で、休暇を取得する職員が増えることで、特定の時期に申請が集中し、職場の業務が回りにくくなる事態も起こりうるのではないかという懸念もあります。
【質問のポイント】
- 対象年齢や取得理由の拡大は歓迎だが、休暇申請が集中する可能性がある。
- その結果、職員が「迷惑をかけるのでは」と休暇を取りづらくなる空気が生まれないか。
- 任命権者側も許可しづらい雰囲気が生まれないよう、仕組みづくりが必要ではないか。
- 他自治体では、休暇取得者の業務を補った職員に勤勉手当や評価加点を行う例もある。
- 香南市でも、業務が回る仕組みや人事配置の工夫を検討してほしい。
【課長答弁のポイント】
- 看護等休暇は労働者の権利であり、不当に制限できない。
- 庁内イントラや職員研修で制度周知を徹底し、適正運用を図る。
- 時間外勤務の免除・制限、深夜業務の制限などの制度も併せて周知する。
- 人事異動時の申告書や面談で家庭状況を把握し、可能な限り配慮した配置を行う。
- 高知県のインセンティブ制度(勤勉手当・評価加点)を参考に、市としても検討を進めたい。
制度が整っても、実際に「取りやすい」と感じられるかどうかは職場の雰囲気や運用次第です。
休暇を補う側の職員にもきちんと配慮が行き届くよう、組織としての仕組みづくりが期待されます。
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