医療費助成制度の運用と病児保育の実態は!?

令和6年度一般会計決算認定【民生費】

令和6年度一般会計決算審査の民生費の項では、母子福祉費の医療費助成事業や病児保育事業について、制度の運用実態や数字の整合性に関する質疑を行いました。市民の皆さんにとって身近な制度だからこそ、丁寧な確認が必要だと感じています。

【質問】
  • 県補助のある医療費助成制度(乳幼児・心身障害者・独り親家庭)で、誤って市単独の助成が優先されてしまうケースはあるのか?
  • 医療機関の窓口での確認ミスは起こり得るのか?
【答弁】
  • 助成制度は同じ係で管理されており、申請や更新のタイミングで県補助が有利になるよう切り替えを行っている。
  • 誤って市の財源が使われるケースはない。
  • 医療機関では公費番号が同じため請求ミスが起こる可能性はあるが、資格喪失時などは返戻処理を行っている。
【質問】
  • 病児保育事業で、野市東保育所の利用件数が極端に少ない理由は?
  • 看護師と保育士の対応で、保育現場における違いはあるのか?
【答弁】
  • 野市東保育所では令和5年度途中から看護師が兼務となり、令和6年度は常駐がなく、看護師による処置件数が減少したため利用件数が少なくなった。
  • 保育士と看護師の対応に大きな差はないが、看護師は保護者への医療的な説明や指導を行う点で専門性が活かされている。
【質問】
  • 乳幼児医療費助成の対象年齢拡大に伴う支出増加の要因は?
  • 数字の整合性は取れているか?
【答弁】
  • 令和5年度の決算資料に対象者数の誤りがあり、実際の増加は736人。
  • 支出増加は年齢引上げによる新規対象者の増加と、感染症流行による医療費増が要因と分析されている。

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