学校プール授業の安全性と今後の施設維持について ~ 一般質問
質問の背景と意図
昨年、高知市で水泳授業中に児童が亡くなる痛ましい事故がありました。美しい海と川がある香南市でも水に親しむ機会が多いため、児童生徒の事故防止のための体制や配慮がどうなっているかを確認しました。
主な質問と答弁の要約
- Q: 水泳授業の安全マニュアルは整備されているか?
A: 県の指針を受けて市でも安全管理方針を策定。水位調整やチェックリスト、記録シートを活用し、教員研修も実施。 - Q: 障害や発育特性のある児童への配慮は?
A: 児童の泳力情報を事前に把握し、バディシステムや補助具を活用。学習指導要領の配慮事項も参考にしている。 - Q: 市内で過去に事故やヒヤリハット事例は?
A: 大きな事故やヒヤリハットの報告はないとのこと。 - Q: ジェンダーやSOGIへの配慮は?
A: ラッシュガードの着用など性別問わず対応。更衣室の配慮は申し出があれば個別対応。 - Q: 熱中症対策や指導員体制は?
A: 散水や休憩、水分補給を実施。監視員は教員1名+支援員等で対応。体制が整わない場合は授業中止。 - Q: プール授業の時数は減っているか?教育的影響は?
A: 概ね計画通り実施。ただし安全管理の都合で活動量が制限され、力の向上に影響があったとの声も。 - Q: プール施設の維持管理費や補修費は?
A: 10施設中7施設が築20年以上。近年の改修では1億円以上の費用が発生。年間維持費は水質検査145万円、保守点検83万円、水道代は1校20万円弱。 - Q: 今後の老朽化対応方針は?
A: 当面は修繕対応。今後は統廃合や廃止も検討。民間施設利用は調整が難しく、海や川の活用は安全面から困難。
コメント
コメントを投稿