スポーツ施設の指定管理と今後の中学校部活動地域移行の展望は? ~ 議案審議
香南市野市総合体育館、香南市農林漁業者健康増進運動施設及び香南市野市ふれあい広場パークゴルフ場の指定管理者の指定について
- 質問①: 指定管理者の公募方針に「部活動の地域移行」が含まれているが、実際に指定管理期間中に団体へ何らかの働きかけがあるのか?
- ○生涯学習課長答弁:
- 公募時点で「部活動の地域移行」も含めて募集。
- 香南市としても学校教育課と連携し、地域移行を推進中。
- 指定管理団体には、指導者の派遣や助言などの役割も期待。
- 「香南市立中学校部活動検討委員会」に指定管理団体の代表が委員として参加予定。
- 質問②: 今後、地域移行に伴う追加費用が発生した場合、委託料の追加などの対応はあるのか?
- ○生涯学習課長答弁:
- 派遣や人件費が必要になった場合、市が費用を負担する可能性もある。
- 指定管理料の増額か、別途委託料として対応するかは未定。
- 将来的には、地域移行を含めた総合的な管理料として一本化する方向性も検討。
- 香南市全域のスポーツ施設を包括的に管理する体制を目指す。
- 質問③: 指定管理団体が変わった場合、部活動の地域移行事業が継続されない懸念がある。慎重な検討を求めたい。
- ○生涯学習課長答弁:
- 継続性の確保は重要課題。
- 今後の制度設計において、地域移行事業が途切れないよう配慮していく必要がある。
今回の質疑で、香南市が部活動の地域移行を本気で推進しようとしている姿勢が明確になりました。
指定管理者制度を活用し、地域のスポーツ団体と連携して持続可能な部活動支援体制を構築しようとしていますが、費用面や団体変更時の継続性など、課題も多く残されています。
今後の制度設計と運用においては、子どもたちの活動環境を守るためにも、慎重かつ柔軟な対応が求められます。
コメント
コメントを投稿