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【一般質問】 フレイル予防事業の推進により市民の健康寿命の延伸と介護費用負担の軽減へ!

一般質問報告:フレイル予防事業の活性化について 今回の一般質問では、 フレイル予防事業 についても取り上げました。 10月には教育民生常任委員会として県内視察研修を行い、介護人材不足や介護予防事業などについて学びました。 特に仁淀川町の先進的な取り組みから多くの示唆をいただき、本市の事業にどう活かすかを議会で質問しました。 質問1: 本市のフレイル予防事業の現状と課題は? フレイル状態の把握:質問票による調査で、口腔機能・運動面のリスクが県平均より高い。 普及啓発:お達者教室や学習広場、自主運動グループで講話や教材配布を実施。 活動支援:いきいきクラブや自主運動グループに市職員や専門職が支援。 課題:お世話役や参加者の高齢化により、活動継続が困難な地域が出てきている。 仁淀川町のフレイル予防事業の特徴 ポピュレーションアプローチ :元気な前期高齢者を対象に、早期予防を重視。 「ハツラッツ」プログラム :運動・共食・社会参加を組み合わせた3ヶ月集中型プログラム。 フレイルサポーター育成 :住民が担い手となり、好循環を生み出す仕組み。 専門職の伴走支援 :理学療法士や管理栄養士が継続的に研修・相談を行い、活動の質を維持。 質問2: 本市の強みと今後の方向性は? 本市には既に いきいきクラブや自主運動グループ があり、令和6年度末時点で25地区・345人が活動しています。 また、大学や介護事業所の専門職による体力測定やフォロー教室も行われており、地域の専門職との連携は強みです。 今後は、住民主体の活動をさらに広げ、フレイルチェックを習慣化し、担い手を増やすことで持続的な予防体制を構築していく必要があります。 質問3: 住民主体の活動への転換にどう取り組むか? 仁淀川町では高齢者の約11%がフレイルサポーターとして活動しており、住民主体の好循環が生まれていました。 本市でも、代表者やグループを対象に研修や交流を行い、専門職が伴走しながらフレイルチェックや啓発を進めることで、 住民主体による継続的な活動の仕組み を検討していく方針です。 ...

【一般質問】 医療救護計画を支える地域医療の維持・支援を!

一般質問報告:災害時医療救護計画と地域医療の課題 今回の一般質問では、 災害時医療救護計画を支える地域医療の機能維持 について取り上げました。 日頃から市民の健康を支えてくださっている地域の病院・診療所・歯科医院の皆様に感謝を申し上げるとともに、南海トラフ巨大地震などの大規模災害時にも市民の命を支えていただくための支援体制について確認しました。 質問1: 市内医療機関の立地と災害リスクの状況は? 市内には医療機関33ヶ所(病院19、歯科13、助産院1)。 そのうち24ヶ所が津波や洪水の危険区域に立地。 特に洪水リスクが大幅に増加している状況。 質問2: 医療救護計画における災害発生時の地域医療機関の役割は? 災害時には 野市中央病院前に設置される医療救護所 を拠点に、地域の診療所や歯科医院も参集し、応急処置や慢性疾患対応などを行うことが期待されています。 10月19日に災害発生急性期を想定した救護所訓練を実施。訓練を通じて、救護所運営や避難所での医療活動の重要性が確認されました。 質問3: 地域医療機関のBCP(業務継続計画)策定状況と策定における課題は? 災害拠点病院ではBCP策定が義務化されているが、その他の医療機関は努力義務。 市内では野市中央病院のみがBCPを策定済みで、定期的に訓練を実施。 小規模診療所や歯科医院では、マンパワー不足や高齢化により策定・訓練が進んでいない。 質問4: 医療機関のBCP策定や防災備品整備等への支援制度と市の取り組みは? 国の補助制度は大病院が中心で、小規模診療所には活用が難しい状況です。 一方、高知県では 災害医療救護体制強化事業費補助金 を設け、ライフライン確保や備品整備を支援しています。 香南市もこの補助金を活用し、令和7年度から3年間で医療救護所の備品整備や井戸設置を計画しています。 質問5: 医療救護所訓練で見えた課題は? 暑さ対策や医療従事者の給水確保。 中重度患者の搬送体制とトリアージの課題。 医療従事者の確保、救護所開設時間や物品準備の不足。 ...

12月議会に向けた議会運営委員会が開催されました!

本日は12月議会(第119回香南市議会定例会)に向けての議会運営委員会が開催されました。 付議される事件は、報告案件2件(事故による損害賠償)、行政財産の目的外使用に関する使用料条例や農地及び農業用施設整備事業分担金徴収条例、駐車場の設置及び管理に関する条例の一部変更・新設など条例案件10件、一般会計及び5特別会計補正予算などの予定です。 議案第83号については、特別職報酬等審議会への諮問プロセスに疑義があることから、26日の全員協議会で協議を行い、今議会に上程するかも含め検討することとなりました。 なお、12月議会の日程は、12月2日(火)開会、23日(火)閉会で、一般質問は9日から12日まで、委員会審査は15・16日の予定です。

香南市国民健康保険運営協議会が開催されました

がん患者の外見ケア支援「アピアランスケア事業」の普及状況は!?

令和6年度一般会計決算認定【衛生費】 一般会計決算認定の衛生費の項目では、令和6年度から始まった「アピアランスケア支援事業」について、実際にどれくらいの方が利用されているのか、また補助の対象となる品目について質問しました。がん治療に伴う外見の変化は、患者さんの心理的負担にもつながるため、支援の実効性を確認することが重要だと考えています。 🔍 質問の要旨 令和6年度のアピアランスケア支援事業の利用件数は? 補助対象はウィッグだけなのか、それ以外の補整用具も含まれるのか? 市民への周知はどのように行っているのか? 💬 答弁の要旨 令和6年度の実績は、ウィッグ申請が13件、乳房補整具が1件。 対象品目はウィッグだけでなく、乳房補整具も含まれている。 事業開始にあたり、がん相談センターのある6か所の医療機関を訪問し、医師会にも説明を行った。 ホームページ、広報誌、補助金ハンドブックなどを通じて、今後も継続的に啓発を行っていく予定。 🗣️ 私の考え アピアランスケア支援は、がん患者の尊厳と生活の質を守るための大切な取り組みです。利用件数はまだ少ないですが、医療機関や医師会との連携、広報の工夫によって、より多くの方に届く支援となるよう期待しています。

医療費助成制度の運用と病児保育の実態は!?

令和6年度一般会計決算認定【民生費】 令和6年度一般会計決算審査の民生費の項では、母子福祉費の医療費助成事業や病児保育事業について、制度の運用実態や数字の整合性に関する質疑を行いました。市民の皆さんにとって身近な制度だからこそ、丁寧な確認が必要だと感じています。 【質問】 県補助のある医療費助成制度(乳幼児・心身障害者・独り親家庭)で、誤って市単独の助成が優先されてしまうケースはあるのか? 医療機関の窓口での確認ミスは起こり得るのか? 【答弁】 助成制度は同じ係で管理されており、申請や更新のタイミングで県補助が有利になるよう切り替えを行っている。 誤って市の財源が使われるケースはない。 医療機関では公費番号が同じため請求ミスが起こる可能性はあるが、資格喪失時などは返戻処理を行っている。 【質問】 病児保育事業で、野市東保育所の利用件数が極端に少ない理由は? 看護師と保育士の対応で、保育現場における違いはあるのか? 【答弁】 野市東保育所では令和5年度途中から看護師が兼務となり、令和6年度は常駐がなく、看護師による処置件数が減少したため利用件数が少なくなった。 保育士と看護師の対応に大きな差はないが、看護師は保護者への医療的な説明や指導を行う点で専門性が活かされている。 【質問】 乳幼児医療費助成の対象年齢拡大に伴う支出増加の要因は? 数字の整合性は取れているか? 【答弁】 令和5年度の決算資料に対象者数の誤りがあり、実際の増加は736人。 支出増加は年齢引上げによる新規対象者の増加と、感染症流行による医療費増が要因と分析されている。

ひきこもり支援プラットフォームの会議開催状況は!?

令和6年度一般会計決算認定【民生費】 決算審査特別委員会の民生費の項では、中央東地区で開催されたひきこもり支援フォーラムの成果として新規相談者が増加したことを受けて、支援体制の裏付けとなる「ひきこもり支援プラットフォーム」の運用状況について質問しました。 🔍 質問の要旨 ひきこもり支援プラットフォームに基づく会議(要綱第4条・第5条)の開催状況はどうなっているか? 具体的な会議の回数や内容について教えてほしい。 💬 答弁の要旨 要綱には明記されていないが、実際には「対策部会」と「作業部会」の2種類の会議を開催している。 対策部会では、所属長と担当者が参加し、各課の連携や支援方針などを話し合っている。 作業部会では、担当者同士が集まり、より具体的な支援体制や実務的な課題について協議している。 令和6年度は、対策部会が3回、作業部会が2回開催された。