燃料費や物価高騰の影響は理解するが委託料引き上げ額の妥当性はどう判断しているのか
○令和5年度香南市一般会計補正予算(第4号)について
◯林道夫議員
歳出、10款教育費の幼稚園長期休暇配食サービス費が補正で33万円の増額になっている。当初予算は昨年実績と同等の280万円に対して約12%弱の増になるが、食材料費や燃料費等の高騰によるものかとも思う。金額については委託事業者からの要望額をそのまま計上しているのか。
◯こども課長
当初、昨年度の実績を参考に、1日150食の予定で計画をしていた。しかし、夏休みの利用者が1日平均174食となり、今後必要となる冬休みと春休みの数を見込んでの増額に加え、議員が言うように、食材や容器、燃料等の価格高騰により、1食当たりの単価が昨年度より50円高くなった。そのため、不足額について補正を行うものである。
◯林道夫議員
増額になったときの金額の妥当性等を議会としては判断しなくてはいけないところがある。今回、50円の増加ということだが、物価指数の昨年度との比較でいうと、平均すると7%ぐらい、燃料費等は5%から6%の上昇率と言われている。出てきた金額の妥当性についてはどのように判断しているのか。
◯こども課長
数字的な根拠は持っていないが、現在、配食サービスを行っている業者は、お弁当の配達とその日に弁当箱の回収も行ってくれている。お願いをする際にも、子どもたちへの献立が作れていることやアレルギー対応ができること、子どもたちの年齢、発達、健康状態に配慮ができている業者であるということでまずは選定をした。
日によって配達をしてもらう個数についても便宜を図ってもらっている等、様々なことを踏まえて今回の金額を了承した。
◯林道夫議員
今回のこの業者がどうこうという話をしているのではない。今回の事業所については昨年、導入する段階で、アレルギー対応ができ、いろいろ対応できるのがこの地域ではこの業者ぐらいしかいないだろうということは理解している。一方では、つい先日、広島のホーユーの破産ということもあり、やはり事業所が撤退やなくなると、サービスの継続性ということもある。一般的にこのような引上げがあった場合の金額の妥当性というのをどう判断するかという指針がもしあれば教えていただきたい。
◯企画財政課長
当初予算や補正予算の査定において、当然、予算要求の根拠となるものを示してもらう。その中で、財政課として見たときに、根拠が不十分であれば、当然もう一度判断するに足るものを出し直すようにやっている。
今回のこども課から出たものについても、当初予算の段階で見込んでいたニーズを超える対象者の子どもがいたということもあり、中身を見る中で決して過剰なものではないと判断している。
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