自転車活用推進計画に市民の声は反映されるのか? #まちづくり
○香南市自転車活用推進計画策定委員会設置条例について
◯林道夫議員
自転車の活用推進計画策定については、香南市では、産業振興計画の中で自転車を活用したまちづくりも推進しており必要かと思う。組織の委員については3条で、職員と学識経験者10名以内ということだが、学識経験者はどういう人が何名入るのか。
また、国交省の地方版計画策定の手引きを見ると、策定主体については、設定する目標や施策の内容等によって、近隣の町村等と協力しながら策定することも考えられると書かれている。現時点で香南市だけでやるのか、サイクリング道は安芸まで延びており、物部のサイクリング整備も南国や香美市の方まで広がっている。そういうところ等に作成主体を広げていく考えがあるのか。
◯商工水産課長
委員会の人選についてはこれからになるが、現在のところ香南市産業振興計画のサイクリングの専門委員、警察、県、観光、福祉といった各方面と、健康や生涯スポーツを担当している市職員などを考えている。
現在、本市では観光と健康という面で自転車を活用していく方針に沿ってこの計画を策定することとしており、今回は本市のみで策定したいと考えている。
ただし、香南市産業振興計画の中にも、物部川河川敷を使った南国市、香美市との3市のロングライドイベント、安芸市までの自転車道もあるので、他の市町村との連携は必要と考えており、計画策定時には、当然、関係市町村とも連携を図っていきたい。
なお、本年度策定される県の自転車活用推進計画とも連携を図っていきたいと考えている。
◯林道夫議員
当面は本市主体で、今後他市町村へ広げていくということなら、計画策定期間1年という任期で大丈夫なのか。
また、計画作成の手引きを見ると、策定に当たり住民の意識調査やアンケート、パブリックコメント等で市民の声を取り込んだり、市民との合意形成ということで、策定の過程においても随時、公表等していくことが望ましいと書かれているが、委員の中に市民代表入れたり、市民の声を反映する環境はできているのか。
◯商工水産課長
現在、サイクリング専門委員会の委員は10名おり、香南市のサイクリング愛好家でつくるNPO法人マゼクルのメンバーや香南市の観光施設、県内での大会をやっている人もいる。市民も委員の中に入ってもらいたいと考えている。
現在、県道との関係もあり県中央東土木事務所、2月にタンデム自転車の講習会を東部自動車学校で開催したが、そのときの高知県身体障害者連合会の視覚障害関係の方も含めて委員のメンバーを構成していきたい。
◯林道夫議員
この計画で、推進する施策を具体的に決めることで、環境整備等の補助事業が得られるのか。
◯商工水産課長
今回の自転車活用推進計画を策定した場合、自転車の通行区間整備について、国土交通省の防災安全交付金により支援されることになっている。
現在わかっている具体的な補助内容については、自転車の専用通行帯、標識、縁石、ポールなどになっている。イベントや大会などのソフト事業についての補助は詳細がわかっていない。
補助対象事業の中から、現在、産業振興計画で予定しているブルーライン整備やピクトグラムなどを含めて、本交付金を有効に活用していきたい。
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