災害等による大規模停電に備えた電源や燃料の確保計画は十分か? #防災対策
【質疑通告】 災害等による大規模停電対策について (1) 市役所や消防本部、指定避難所(公民館や学校等)、通信・放送設備、上下水道施設等の非常電源整備状況は。 (2) 非常発電用燃料は何日分を想定して備蓄しているか。また、石油業協同組合や災害対応型給油所との非常時の協定はどうなっているか。 (3) 各自主防災組織でも発電機等を整備しているが、燃料の適正保管は徹底されているか。 (4) 指定福祉避難所等の非常用発電設備の設置状況は。また、整備に対する補助はあるか。 (5) 停電時にも医療的ケアが必用な在宅酸素療法者や人工呼吸器使用者等の数は。また、その支援体制はどうなっているか。 (6) 停電によりいのちのリスクが高まる難病患者や障害者等への家庭用発電機の貸与や購入補助は検討できないか。 【質疑本文】 ◯林道夫議員 1番 林道夫でございます。 本日も、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 1点目、大規模停電対策についてです。 本年9月に、台風15号が非常に強い勢力のままで関東地方を直撃して千葉県を中心に大規模な停電が発生しました。その復旧には全面復旧に3週間以上の期間を要して、ちょうど夏場ということもありますけども、エアコン等が使えずに熱中症で亡くなられた方も出ております。 そして、避難所としての学校や公民館等においても、水道ポンプやエアコン、照明、通信施設等が使えず、避難所としての機能を果たせなかったところがあるということです。 また、想定以上の停電の長期化によりまして、非常用のバッテリーが切れて、災害対策本部を設置した33自治体の9割で、一時、一部の防災無線等が使えなくなったということであります。 今回の復旧の妨げとなった大きな要因として、手入れの行き届かない森林が増加したことによる、多くの倒木が発生したことが挙げられています。森林面積84%の高知県というのは大きなリスクを抱えているということではないかと思います。資材も人材もそろっている首都圏の千葉県でさえ、全面復旧に3週間以上の時間がかかったということで、これが高知県で起こったら、どれだけの期間がかかるのかと不安になるものです。 現代は、水道施設にしてもそうですし、通信や情報、また、医療機関、エアコン等々、本当に電気に依存した生活をしているわけでありまして、このような、いわゆる二次災害...