組織化と稼動までのスケジュールは? #高齢者の移動外出支援
○令和3年一般会計当初予算について
◯林道夫委員
高齢者の移動外出支援の受皿づくりで、3年度に地域協力隊員1名を募集し、移動支援コーディネーターとして組織づくりを行うという説明だったが、2年度のボランティア養成講習の実施状況と受講者数は。
◯高齢者介護課長
令和2年度は10月に赤岡市民館で「助け合い運転ボランティア養成講座in香南」と題して、NPO法人さわやか高知との共催で開催した。参加人数は、地域住民や施設の職員等で12人。
さわやか高知が、受講者には一定の勉強をしたという修了証を出している。
◯林道夫委員
12人の受講者が全てボランティアになるということか。
◯高齢者介護課長
12人にボランティアをしていただくつもりだが、まだ移動支援ボランティアの受皿となる組織がない常態だ。今後、地域おこし協力隊を雇用し組織づくりができれば、そこで運転ボランティアとして活躍していただきたい。
ただ、今年度から1箇所、デイサービス事業所で赤岡と夜須のいきいきクラブの送迎をボランティアでしているところもあるので、そうした活動の機会があれば声かけをしたいと考えている。
◯林道夫委員
2年度にボランティア養成を行い、3年度はコーディネーターを雇用し組織をつくっていくということなが、全国的には様々な移動ボランティアの組織の形がある。現時点の組織イメージと、稼動までのスケジュールの想定は。
◯高齢者介護課長
住民主体での受皿づくりということで、2年度から庁内で勉強会をしており、2年度に運転者講習を開催したが、地域においてどのような形の移動支援が必要かというのは様々であり、まだ全く想定はしていない。
ボランティア送迎の組織づくりを行うとなると、地域住民の中に入り地域の高齢者やまちづくり、地縁の組織とボランティア等とのネットワーク作りを進めることになるが、こうしたことには専任の人材が必要であるため、地域おこし協力隊に活躍してもらいたいと考えている。
令和3年度に雇用し、地域に入り現状やニーズの把握をしてもらい、地域の組織やボランティア団体との関わりを持って、勉強会や研修会を重ねて、地域の人材、担い手を見つけ、育てることをしてもらいたい。
雇用期間の3年間のうちに、地域においての移動外出支援にはどのような方法がいいか、実際にモデル事業等も試行してもらい、地域に合った移動外出支援の本格実施ができるようにしていきたいと思っており、地域おこし協力隊の3年間の雇用期間を経過した後も、組織の事務局スタッフとして、香南市に残り継続して運営に関わってもらいたいと考えている。
◯林道夫委員
3年度は、ボランティアの養成講習を並行して行う予定はないのか。
◯高齢者介護課長
全国移動ネットや高知市のさわやか高知に講師をお願いして、3年度も研修会を実施したいと思っている。
ただ、一般会計の予算ではなく、介護保険特別会計の地域支援事業の生活支援体制整備事業で社会福祉協議会に委託して実施をしたい。
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